英検を受けよう高校受験、大学受験に有利になります。
近年、大学・短期大学・高等学校等の入試の際、実用英語技能検定(英検)資格取得者を優遇する学校が増加しており、特に高等学校においては、732の高等学校で英検の 取得資格が入試における優遇の対象となっています。
ただ近年ではTOEFLや国際コミュニケーション英語能力テスト(TOEIC)の知名度が高まったことで、かつてほど権威のある試験ではなくなってきています。
受験級は、以下の7つです。
・1級(大学上級レベル) 広く社会生活に必要な英語を十分に理解し、自分の意思を表現できる。
・準1級(大学中級レベル) 日常生活や社会生活に必要な英語を理解し、特に口頭で表現できる。
・2級(高校卒業レベル) 日常生活や職場に必要な英語を理解し、特に口頭で表現できる。
・準2級(高校中級レベル) 日常生活に必要な平易な英語を理解し、特に口頭で表現できる。
・3級(中学卒業レベル) 基本的な英語を理解し、特に口頭で表現できる。
・4級(中学中級レベル) 基礎的な英語を理解し、平易な英語を聞くこと、話すことができる。
・5級(中学初級レベル) 初歩的な英語を理解し、簡単な英語を聞くこと、話すことができる。
4・5級は一次試験のみで合否の判定が行われますが、3級以上は一次試験の他に二次試験が4週間後にあります。一次試験が合格基準点に達した受験者には二次試験を受ける資格が与えられ、一次試験の合否通知に二次試験の案内が書かれた受験票が印刷されて送られてきます。
一次試験は筆記試験とリスニングテスト(聞き取り試験)があり、解答は基本的にマークシート方式ですが、準1級以上では自由英作文問題も課されます。筆記試験とリスニングテストの点数の合計が合格基準点に達したら一次試験合格となります。
二次試験は試験官との個別面接方式で行われ、面接では問題カードを見ながらの課題スピーチ(または課題文音読)、問題カードの内容や受験者自身の考えを問う質疑応答が試験の中心となります。
一次試験不合格の場合は点数によって不合格A・B・Cに区別され、二次試験の案内が印刷されません。また、二次試験の不合格者は、申請すれば一次試験合格から1年間一次試験が免除となり、二次試験から受験することが出来ます。
一次試験は基本的には正解率60%のあたりが合格点になるが、毎回変わります。
一次試験は本会場受験(協会が指定した会場)の他に、団体による申し込みの場合にはその団体が設定した会場で行う準会場(または特別準会場)で受験することができます。本会場での実施は全国47都道府県と海外特別会場で行われます、受験者が願書に書いた希望受験地をもとに協会が受験会場を指定します。二次試験の希望受験地は一次試験で名前等記入のときに書き、それが一次試験とは異なる場所でも構いません。
各年度の本会場・準会場日程は以下の通りです。また高等学校以下の学校がその学校内で試験を行う場合特別準会場となり、その都合に合わせて本会場で行われる日の前日(土曜日)もしくは前々日(金曜日)に試験を実施するように設定できます。その場合、日曜日に実施する問題ではなく、その日に実施するために作られた問題が配布されます。
第1回一次試験 - 6月第2日曜日
第2回一次試験 - 10月第3日曜日
第3回一次試験 - 1月第4日曜日
二次試験は一次試験の約4週間後の日曜日に協会が指定した会場で行われます。